近年、急速に注目を集めている生成AIは、私たちの仕事のあり方を大きく変えつつあります。メールや文章の作成、動画からの情報抽出、さらには社内システムとの連携まで、その活用範囲は広がり続けています。

しかし一口に「生成AI」といっても、用途や導入規模に応じてさまざまなタイプが存在し、自社に最適なものを見極めることは簡単ではありません。

そこで今回は、現在注目を浴びつつある3つのタイプの生成AIサービスを取り上げ、それぞれの特徴と活用シーンを整理しました。「生成AIにはどんな種類があるのか」「自社にはどのタイプが合うのか」を考えるきっかけにしていただければ幸いです。

生成AIの種類の例

一口に「生成AI」といっても、その適用領域や使い方は多岐にわたります。ここでは、現在注目されている3つの生成AIタイプを取り上げ、それぞれの特徴を紹介します。

1. 動画解析型の生成AI

動画をアップロードすると、AI が自動的に内容を解析し、要約や質疑応答、マニュアル作成などに変換してくれるタイプです。動画の中から必要なシーンをピックアップしたり、字幕や翻訳を生成したりできるため、教育・ナレッジ共有・研修効率化といった用途に強みを発揮します。

2. テンプレート活用型の生成AI

ビジネスメール、文章要約、議事録作成、翻訳など、よくある業務ニーズに合わせてあらかじめテンプレートが用意されているタイプです。ユーザーはテンプレートに沿って入力するだけで、精度の高い文章を生成できるため、専門知識がなくても誰でも使える“業務アシスタント”として導入しやすいのが特徴です。

3. 企業基盤連携型の生成AI

Microsoft Azure などのクラウド基盤上で、安全に生成AIを利用できる環境を整備するタイプです。既存の業務システムやデータとセキュアに連携できるため、大企業や公共団体における業務効率化・ヘルプデスク支援・社内DX推進に最適です。セキュリティや認証、運用設計まで含めた全社導入を前提とした仕組みが特徴です。

【ピックアップ】生成AIサービス3選

Video Questor(ビデオクエスター)

提供元:NDIソリューションズ株式会社

企業が保有する動画資産をもっと“使える情報”に変換したい──そんな課題に応えるのが、NDIソリューションズの Video Questor です。

動画をただ視聴するだけでなく、AIが映像・音声・テキストを総合解析し、チャット形式による質問応答や要約、マニュアル生成、翻訳といったコンテンツ化までをサポートします。

【特徴】

  • 映像・音声・字幕/テロップを統合解析し、動画構造を可視化
  • チャット形式で「要約」「質問応答」「マニュアル生成」など文章生成
  • チャット指示に応じて該当シーンにジャンプ可能
  • 多言語翻訳・言語指示対応により、グローバルな動画活用を支援
  • 基盤プラットフォーム「Questella」も利用可能。Questella は複数のLLM(OpenAI、Azure、Claude、Perplexity、Gemini)の利用、RAG機能を提供

活用シーンとしては、社内問い合わせ対応、人材育成、技術継承、ナレッジ検索、営業・マーケティング文章生成などが挙げられています。


KeepMIRAI(キープミライ)

提供元:株式会社フューチャーイン

KeepMIRAI は、業務用途に応じたテンプレートを活用することで、専門知識がなくても “使いやすく、精度の高い回答” を得られる法人向けの生成AIプラットフォームです。

【特徴】

  • テンプレート活用型インターフェース>ビジネスメール作成、文章要約、校正、翻訳、議事録作成、アンケート・テスト作成など、用途別テンプレートを整備。ユーザーはテンプレートに沿って必要事項を入力するだけで、目的に応じた高精度な出力をすることが可能。
  • 利用状況の把握>管理画面にて、組織内の利用状況をユーザー別に確認することが可能。費用対効果の測定に利用可能。
  • 組織運用に沿ったセキュリティ>生成AIモデルへの学習がされないサービス。本サービスを組織利用の生成AIに採用することで、機密情報漏洩事故を防止することが可能。
  • 無償トライアル>導入前に無償トライアルで試験的な運用・評価が可能。初期導入費用無料キャンペーンも実施中(期間限定)。

【紹介動画】


生成AI活用基盤提供サービス

提供元:エクシオ・デジタルソリューションズ株式会社

エクシオ・デジタルソリューションズは、生成AIを安全に業務へ活用し、効率化と業務変革を支援する「生成AI活用基盤提供サービス」を提供しています。Azure上で高いセキュリティを確保しつつ、汎用的な生成AI活用機能を標準搭載。お客様の実践的な生成AI活用を支援する新しいAIインフラです。

【特徴】

  • エンタープライズセキュリティ>企業利用に求められる厳格なセキュリティ基準に準拠し、安心・安全に生成AIを活用できる環境を提供します。
  • 業務で使える8つの標準機能>チャット・画像生成・画像解析・Web検索・データ参照・プロンプト共有・ペルソナ・モニタリングの機能を搭載しています。
  • 導入前後を通じた伴走支援>導入検討から運用・活用定着まで、一気通貫でサポートします。検討段階では、無償の簡易検証も実施可能です。
  • 柔軟な機能カスタマイズ>業務課題や要望に合わせて、機能を改良・最適化。お客様の業務にフィットしたAI基盤を実現します。
  • マルチクラウド対応>Azureに加え、AWSでの提供にも対応。

【まとめ】生成AIサービスの特徴

今回ご紹介した 3 つのソリューションはいずれも生成 AI を活用していますが、それぞれが強みと適用領域を異にしています。

Video Questor
動画コンテンツをベースに、要約・Q&A・マニュアル化などを自動化する「動画×生成AI」の特化型ソリューション。人材育成やナレッジ共有に最適。

KeepMIRAI
用途別テンプレートにより、誰でも安心して利用できる「汎用型・法人向け」プラットフォーム。ビジネスメール、議事録、翻訳など日常業務を幅広く支援。

生成AI活用基盤提供サービス
セキュリティと運用設計を重視した「企業向けAI基盤ソリューション」。企業の業務に沿った生成AI活用を実現し、本格的な業務改革を支援。

同じ「生成AI」であっても、利用する対象・目的・規模によって選ぶべきソリューションは大きく変わることが分かります。
自社が直面する課題や目指す姿を明確にしたうえで、それに最適な生成AI活用を検討することが、成果につながる第一歩です。